アンティークの仕立て直しと思われる黒引き振袖です。元は花嫁衣装だったと思われる柄行です。 貝桶や檜扇が描かれた王朝好みの雅な図柄で、古き良き時代を思い起こさせますね。日本刺繍が施された手描き友禅で、手間のかかったお品です。共八掛で、八掛まで手間がかかっています。そして何より、色焼けがほとんどありません。黒が墨色より真っ黒に近いです。 三つ紋で、錦紗縮緬地ですが胴裏が紅絹ではないので昭和以降の仕立て直しと思われます。糸の弱りもなく、状態も良好です。目立った汚れはありませんが、アンティーク特有のくすみや薄汚れはあります。 家紋は通紋として使われている三つ葉葵なので、気にせず着られます。 私には少しサイズが小さいので出品しました。裾には薄くフキ綿が入っています。花嫁衣装（黒引き振袖や掛下）や成人式などに。 身丈もしっかりあるので、小柄な方が引き振袖にしてもしっかりと引きずれて迫力があります。 池田重子さんのコレクションにありそうな雰囲気で素敵です。 裄丈:61 身丈:162 袖丈:109 豆千代モダン ふりふ ゴフクヤサンドットコム 五つ紋 大正ロマン アンティーク着物 丸帯 刺繍